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前の頂き物へ
85の日記念(?)
「あ」
三蔵のマグにコーヒーを入れる手を止めて八戒がいきなり言う。
「どーしたんだ?八戒。腹でも減ったのか?」
小猿…。自分と八戒八戒を同レベルで考えんなよ。
「イエ。さっき夕飯を食べたばかりですし。おなかは空いてないですけどね」
「そぉかぁ?俺は減ったけど…」
「まだ喰うのか?」
三蔵が呆れたように言う。俺もそう思ってたけど口には出さずに煙草の煙を吐いてから、
「で?何か忘れもんか?」
「今日って…8月5日ですよね?」
目の奥を光らせたというか何かたくらんだ笑いで俺を見ながら言うが…。
「イヤ。今日は8月6日」
とあっさり返してやる。
「え?」
かなりびっくりした顔で俺を見てそれから三蔵の持っている新聞を見る八戒。
「めずらしいな〜。八戒が勘違いするなんて〜」
呑気に言う悟空。
「昨日、何かあったのか?」
三蔵が不思議そうにきく。
「…イエ…別に…僕とした事が…」
ブツブツ言う八戒を見て何か企んでいたんだろうなぁとは思うんだけど、何を考えてたんだかまでは判らねぇから
「また来年があんじゃん」
と気楽に言うとものすっごい嬉しそうな顔をしながらこっちを見て。
「悟浄も楽しみにしててくれましたかっ?!」
「は?」
思わず訳がわからないのでそう返すと
「まぁ、わかんなきゃそれで良いんですよっ。悟浄!僕、来年は頑張りますので宜しくお願いしますねっ」
そんな八戒の勢いに負けて思わず
「おぉう」
なんて答えてしまう。
「あ〜っ来年が楽しみだっ!色々考えときますねっ!あ。でも来年じゃなくても…」
そんな事を言いながら部屋を出ていく八戒
「なぁ…何の事だと思う?三蔵サマ」
思わず三蔵に訊くとため息をつくように、
「俺が知るか」
「だよねぇ…」
俺もため息混じりに答え煙草に火を付ける。
「俺にはきかねぇ〜の?」
悟空が寄ってきたので、
「お前にわかんの?」
と言いながら煙草をふきかけてやる。とむせながらぎゃんぎゃんと騒ぐ悟空。
元気だねぇ小猿わ。
「判ってるのは来年だか何時だかわからんが犠牲になるのはお前だってことだけだ」
新聞を読みながらぼそりとつぶやく三蔵
「何でそんな事がわかんだよ三蔵!」
と悟空が訊く。俺も知りてぇなぁ。
「お前に向けてしか言ってなかっただろーが。それぐらい判れ」
そう言ってうざそーに煙草に火を付ける三蔵。
「そう?」
そう答えると眉間のしわを余計に深くしながら、
「馬鹿か?お前らは」
「『ら』って俺も?」
悟空が言うのをきいてちょっと笑いながら、
「それはこっちのセリフだっつーのこの猿」
悟空の髪をぐしゃぐしゃにしながら言って自分の部屋へ戻る為に、ドアの方へ向かう。
「ヤツとのもめ事に俺を巻き込むなよ」
といきなり三蔵に言われたから振り返りながら、
「はぁ?まだもめるとは決まってないじゃん」
と答えると、
「アノ八戒が何かシナイと思うか?」
出ていった時の八戒を思い出して…。
「努力はするけどさぁ。それって不可抗力じゃねーか?八戒だぞ…俺にどーしろっての?」
げんなりした感じで言うと
「知るか。来年があると言ったのはお前だ」
確かに言ったが…。自分に降りかかるとは思ってねーから言ったんであって別に他意はねーんだけど
「言ったけどさ。何の事だかわかんねぇから言ったんじゃん」
「言ったからには責任を持て。俺に迷惑をかけるな」
さっすがオレサマな人が言う事は違うねぇ…。
「マエムキニゼンショシマス」
棒読みな感じで言ってやると問答無用って感じで銃をぶっ放す三蔵
「あっぶねぇなっ!死んだらどうするっ?」
「死んどけ。今死ねば来年の事で俺に迷惑を掛ける事はない。かなり良い方法だと思わんか?」
「それは、お前の都合だろーがっ!」
そう言って怒鳴り返すと、
「何やってるんですか?他のお客さんに迷惑ですよ」
といきなりドアが開いて八戒が顔を出して言う
「あっあぁ」
お前の事で言い合ってましたなんて言えないから、思わず言葉を濁すと八戒がにっこりと笑って
「三蔵と仲良くするのも良いですけどスキンシップも程々にしてくださいね」
と言われる
「良いように見えるのか?」
三蔵がむちゃくちゃイヤそうに言う。そこまでイヤそうに言わなくても良いじゃねーか
「程々にしとかないとね〜。俺、疲れて死んじゃうから〜」
からかうと、三蔵が銃口を俺に向ける、
「死ね、今すぐ死んどけ」
「沸点低いよね〜三蔵サマこわ〜い」
そう言いながら八戒の後ろに隠れる
「まぁ、まぁ。もぉ夜遅いですしね、そろそろお開きにして明日に備えましょう」
「言われんでもそうする」
憮然と言う三蔵をからかうように
「あらヤダ三蔵サマおねむ?」
「悟浄も、それ以上三蔵で遊ぶとホントに殺されちゃいますよ」
八戒に言われて
「ヘイヘイ」
とちょっと笑いながら返すとちょっと困ったような笑い方をしてから
「もめてても手を差し伸べなければ、巻き込まれませんよ。三蔵。お休みなさい」
そう言って三蔵を見てにっこりと笑い俺を促して部屋を出る八戒。
この笑い方は好きじゃない。
何か企んでるときの笑い方。
「でさ。昨日って何の日だったんだ?」
「ヒミツです。来年を楽しみにしててくださいね悟浄」
顎に人差し指を当てて小首を傾げながら言ってさくさくと自分の部屋に戻っていく八戒。
俺は廊下でぼーっとしながら男にそれやられても俺嬉しくねーけど。なんて事を思って、
それから俺、来年の8月5日無事に過ごせるんだろうか…。なんて自分の身を案じてしまった。
強制終了。
そもそも何の日なんだよ…8月5日って…。 by 悟浄
+++++
85の日です…。悟浄さん。
ていうか…。35っぽい?
途中から悟空の存在忘れました…ゴメンナサイ。がふっ
ていうかこんな八戒ばっかでゴメンナサイ。
89の日は書かないよ多分…。
うお〜はちごー!!。無是さんのはちごなのに不発!。貴重だ!!!。ありがとうございます!!。
ん〜やっぱり8/3の直後だしね。このくらいにしておいてもらって助かった!。
しかし好きですここの面々。なんか八戒だけ攻めってのを皆が暗黙の内に了解しているようで。
しかも総攻め。まさに男の本懐でしょう。
坂下向けの設定にしてくれたんですかねやはり。えへ(<勘違いか?)。
メチャウケの台詞
「努力はするけどさぁ。それって不可抗力じゃねーか?八戒だぞ…俺にどーしろっての?」。
あはは。もうあきらめてますよ悟浄。
8/9も気になる〜。ああ気になる〜。
でも悟空って攻めにくい。自分だけ?。好きだけど子供だと思うとどうも。オヤジ好きだしね俺。
ん?、そそういえば8/2とかってのもあったりしたのかしらん8/3以前に。
うおー!。
今回分かったこと。
八月初旬の八戒は忙しい。
夏男だったんですね。
とにもかくにも楽しませて頂きました。ありがとうございました!!。
愛してます、八戒、無是さん!