Survivor 〜 保険調査員


保険調査員。
 それは保険金・保険給付金の支払前・支払時の調査を行う者の総称である。通常は保険会社に所属するが、外注として探偵社員である場合もある。
 調査対象は、契約者・被保険者・保険金受取人・保険料負担者。
 調査内容の主な項目としては、健康状態・職業・関係・家族構成・保険料負担能力・収入・生活ぶり・住居・居住環境や地域・加入動機・契約場所・これまでの面談場所・面識を得るまでの経緯・戸籍国籍・契約内容の理解度・確認回数・保険金額・扱い営業員の過去の契約の状況等がある。

しかし『彼』は、そのことを知らない。


 序章 


 『共犯者の拘束と関係者の身柄確保。投降指示に従わない場合、共犯者の生死は問わない』

 アジア系外国人の居住者が多い大久保の一角、薄汚れた公団の階段を上りながら、秀蔵は今回の指令を復唱した。全く、くだらない任務だと思った。
 ここ数ヶ月で都内で頻発した強盗事件の犯人の一味に、現内閣官房長官の子息が一役かっていると最初に気づいたのは誰なのだろう。意外に父親自身なのではないかと推測してみる。のちに、総理直々監察官へ「穏便に」という指令が下ったが、現場の捜査官にそのまま指示するわけにもいかず、苦肉の策として内部分裂の同士討ちという建て前で逮捕される前に息子以外を処分してしまおうという決定らしい。
 所轄の担当警官にはもちろん知らされていない。運悪く自分が捕まれば本当の事を言えるはずもなく、何の救済もないまま実刑をくらうに違いない。
 まあ、そんなヘマはしないにしろ、『共犯者の生死は問わない』というくだりが気に入らなかった。要するに殺せということをきれいごとのように命じている。

 三〇九号室、三階のつき当たりのドアの前で秀蔵は足を止めた。スナップ写真をポケットから取り出す。身柄確保の対象。昨年の写真だと聞いていた。スキー場で仲間と笑い合う御子息様の未だ幼さが抜けない馬鹿面を頭に叩き込んだ。コイツを殺してしまっては元も子もない。
 通路に人影が無いことを確認して、アタッシュケースを開けた。愛用のS&Wを取り出すと、無造作に銃身の先をベルトの中に押し込んだ。気に入っているのは仕組みが単純だから。その方が念を込め易い。シリンダーの銃弾を撃ち尽くしたら手動で再充填しなければならないが、無駄玉を撃たない癖がつく。
 正面のドアの魚眼レンズを意識して、秀蔵は開襟シャツの襟元を直した。全身を柔らかに包む仕立ての良いアルマーニのスーツは、立回りの際には少々動きづらいかと思う。かといってジャージというわけにもいかないだろう。一体、保険調査員というのは普通どういう格好をしてるもんだろうかと今更考えてみる。そもそも知り合いにそんな奴はいないし、業務内容すら正直知らない。
 『保険調査員って事にしとけ。』
 ババアがそう言って、秘書の次郎がイカサマな名刺を箱入りで持ってきた。他の職業を考えるのも面倒だし、その後秀蔵は保険調査員という事になった。一体どんな職業なのかいつか調べようと、名刺を出す度に思ってはいる。

 拳で二回、ドアを叩いた。内部で人の気配が動いた。多分今こちらを窺っているのだろう。繰り返し、ノックした。
 ふと、例の頭痛がよみがえった。
 『あの声』が響いていた。ただの頭痛ではないとわかっていたが取り合っている暇はない。気休めにポケットから取り出した錠剤を水無しで飲み下した。少し前からアスピリンを携帯する癖がついていた。

 軽い金属音がしてドアが薄く開けられた。チェーンの向うに、今写真で見たばかりの間抜け面が不審そうに顔を出した。
「オタク、どちら?」
 貴様のせいで厄介事に巻き込まれててる者だ、と、殴りつけたい衝動を抑えた。様子見に出されているようでは、強盗犯の一味といっても使い走り程度の立場かと推測した。だとすれば、中にはそれなりの場数を踏んだ強面(こわおもて)が居る可能性が高い。
「保険調査員だ。中で少々話を聞きたい。」
「保険屋?俺達誰も保険なんか入ってないよ。」
「別に構わん。」
「はあ?。一体何?。」
 面倒臭くなってきた。何だかなど秀蔵自身分からない。細かい設定など考えていない。
 つまりだな、と人差し指を立て視線を引き付けて靴先をドアの間に滑り込ませた。ドアを急に閉められても弾き出されない状態になったところで、指先をチェーンに振り下ろした。チェーンに触れる直前、瞬発的に念を込めた。男が見守る中、ナイフを振り下ろされた糸のように鉄製のチェーンが二つに切れた。まあ、原理的にはスプーン曲げのそれと変わらない。
「お、お前何者・・」
 最後まで言わせず踏み込んで、童顔の正面に拳を入れた。感触で男の鼻骨が折れたことを知る。
 衝撃ではじけ飛んだ若者は、壁に背中を付けるとそのままずるずると崩れ落ちた。顔面を押さえた両手首には、曲がった鼻の奥から流れ出る赤いものが、とめどなく絡まっては滴り落ちた。自分の血に怯えて秀蔵を見上げるその目には、涙さえ滲んでいた。
「だから保険調査員だ。それが何かは自分で調べろ。」
 分かったら俺にも教えろ、と心の中で言った。
 内部は1LDKの狭いアパートにありがちな間取りで、踏み込んだその場が備え付けのキッチン、ドアの向こうの一室が一世帯の全て。ベランダやテラスといった逃げ場がないのは調査済みだ。躊躇う間もなくドアを蹴破った。
「野郎!。」
 突然の闖入者に男達の怒号が上がった。雀卓を囲んでいた男が四人。不慮の自体にもかかわらず瞬時に立ち上がり戦闘体勢に入った屈強な身体の男達は、見張り役の御曹司とは違って、場数を踏んできたものの風格があった。
(ここからが本番か。)
 秀蔵に背を向けた状態で座っていた背の低い男は、振り向きざまに、ボクサーもどきの小気味の良いパンチを繰り出した。誰だと問わない事自体は賢明だと思う。誰であれ敵にかわりはない。秀蔵は、男の拳を鼻先でかわすと、差し出された手首を左手でつかんで引き込み、あらわになった首筋に逆手で軽く手刀を入れた。同時に気の方は脳髄まで叩き込んだが、見た目には分からないだろう。男は眠るように倒れこんだ。
 奥の男が動いたのを秀蔵は目の端で捉えていた。男は部屋の隅に投げ出されていたバッグを引き寄せ、新聞紙にくるまれた包みを取り出した。中から取り出されたそれが想像通り拳銃であった事を確認すると同時に、ベルトに挟んだS&Wを引き出した。
 警告もなく、銃それ自体を狙った。暴発を予測するなら銃口がこちらに向く以前にキメなければならない。先に撃鉄を起こす余裕はなかった。引き金を強く引き、撃鉄を起こすのと同時に、撃った。
 ぎゃっ、と、拳銃を弾かれた男が、踏まれた犬のような声をあげた。銃は暴発することなく吹っ飛んだが、一緒に指の数本が弾け飛んだ。
 手首を押さえながらひざを付いた男と秀蔵を交互に見て、残った両脇の男二人は、助けてくれと、うわごとのように呟きながら、秀蔵から後ずさりをはじめた。
「じゃ、両手を上げろ。」
 怯えた男は素直に従った。無防備になったその身体の中央、みぞおちに拳を入れた。男は簡単に気を失った。どうせやられるなら楽にダウンしようとするのは確かに効率的だが面白くないヤツだな、なんて思ったりしてみる。
 男を殴りながら、背後に気配を感じていた。秀蔵の背後で、最後の一人が折りたたみ式のパイプ椅子を振り下ろしたところだった。倒れこんだ男を盾にして、秀蔵はその背後に回った。
 振り下ろされたそれは、既に意識のない男の脳天を直撃した。不意打ちを仕掛けた男が椅子から手を離すより早く、銃の尻を男のこめかみに叩きつけた。
 男とパイプ椅子ともう一人の男が、秀蔵の前に折り重なった。

「お、お前誰だ・・。」
 一部始終を見た指を失くした男が、手首を押さえて尻を落としたまま後退りながら言った。秀蔵は無造作に男に近寄った。
「知らない方がいい。」
 来るな、助けてくれ、と叫ぶ男の髪を掴んで首筋をあらわにすると同時に、一見軽く、触れた。
「寝てな。」
 男は頷くようにうなだれると、そのまま動かなくなった。
 胸のポケットからハンカチを取り出して、止血に、彼の手首を縛った。

(終了、か。)
 秀蔵は、四人の男が倒れた狭い室内を何気なく見回した。幽かな硝煙の匂いに混じった血臭。くだらない記憶にはいつもこの臭いが付きまとう。
 S&Wをベルトに差してしまい直すと、マルボロを咥えて火を付けた。吸い慣れた煙が、不快な臭いと記憶を振り払った。
 煙草を咥えたまま、玄関に連なるキッチンに戻った。ご子息が部屋の隅に背を付けたまま泣いていた。
「殺さないで・・。」
 秀蔵はその場に置いていた自分のスーツケースを拾い上げ、中から手錠を取り出し、泣き顔の男の前にそれを投げた。
「片手と片足にかけろ。モタモタすると殺す。」
 怯えきった男は手錠を拾い上げると、わずか数秒で作業を終えた。
「できましたっ!。」
「よし、次は首を出せ。こっちに向けろ。」
「はいっ!」
 前の男と同様に、軽く触れた。眠るようにうな垂れて、彼も動かなくなった。


 アパートを後にした秀蔵は、路上に停めた真紅のマセラティに乗り込んだ。 3200GT アセットコルサ。グリップの効いた足回りが気に入っている。低めの硬いサスペンションだが乗り心地は悪くない。
 任務遂行までの所要時間わずか十五分、違法駐車の警告がなかったことを幸運に思う。エンジンをかけると車内は快適な振動音につつまれた。アクセルを踏んだ。環状線に出るつもりだった。

 ハンドルを握りながら、携帯のリダイアルを押した。呼び出し音二回でつながった。
「俺だ。」
「お疲れ様です。」
 観世の秘書、次郎の声がした。
「今終わったところだ。身柄確保の対象は連れて帰るにはうっとしい。現場に?いで来た。そっちで取りに行け。」
 回線の向こうで、次郎が軽いため息をついたのが分かったが、すぐに気を取り直したように事務的に尋ねてきた。
「生存者の有無を報告してください。」
 その台詞は、秀蔵の頬にひきつった笑みを浮かばせた。目前の信号が黄色から赤に替わった。ブレーキを踏んでギアを落とすと、携帯を握りなおした。
「誰も死んじゃいねーよ。殺す方が簡単だったけどな。上層部とやらに言っておけ。消したいんなら手前の手を汚せ。四人程現場でのびてる。今なら簡単だ。」
 短い沈黙があった。上層部とやらの指示には、観世も少なからず不満を抱いてはいる。だからと言って、彼らの裏をかいたような処置を手離して賞賛するわけにもいかない微妙な立場にあった。その秘書の次郎に至っては輪をかけて複雑な立場と言える。感情を殺した声で、次郎は、承知しました、とだけ告げた。
「それから、ババアに伝言だ。」
「はい?」
「貴様のくだらない仕事を請けるのもこれで最後だ。昔世話になった恩はあるが、今回の任務で精算済みだ。二度と俺の前に顔を出すなと言っとけ。」
「あ、あの・・」
 それは一体どういう意味で、などと会話をつなごうとする次郎に取りつく島も与えず、通話を切ると、携帯を助手席に放り投げた。
 信号が青に変わった。思い切りアクセルを踏んだ。
 頭痛がした。
 ポケットを探り、手に触れた全ての錠剤を口に放り込んだ。飲み下すのが辛い量だった。
(クソ野郎。)
 流れ去るこの風景のどこかに『ヤツ』がいるのだろうか。
 誰かが、秀蔵を呼んでいた。その声はここ数日強くなる一方だった。余りに悲痛なその声は、繊細な受容力を持つものには衝撃となって、秀蔵の脳裏に突き刺さった。
(貴様は容赦しない。見つけ出して殺してやる。)
 まだ見ぬ誰かに、心でそう告げた。
 秀蔵にはそう遠くない将来『ヤツ』に必ず巡り会うという確かな予感があった。

 助手席で携帯が鳴った。多分次郎だろうと思う。携帯を拾い上げて電源を切った。『ヤツ』を見つけ出すのが先決だった。


 序章 


「ナンバーフィフィティーワンに対する投薬です。」
 重い鉄格子前のインターホンに向けて、井野戒(かい)爾(じ)が告げた。
「通行を許可します。」
 機械的な再生音がスピーカーから流れ、音声認識でロックが解除された事を示した。ガラガラと音をたてながら鉄格子は自動的に開いた。
 鉄格子から数歩先のドアの前で立ち止まり、白衣のポケットから取り出したキーを鍵穴に差し込む。たった一人の少年を拘束するには過剰なまでの設備だった。

 別棟の施設では『生体』が飼われているという噂はきいていた。しかしそれが人間だということは完璧に隠蔽されていた。一製薬会社において人体実験ともいえる研究が繰り返されていると、果たして誰が想像するだろうか。
 戒(かい)爾(じ)自身、それを知らされたのはほんの一年前だった。そして今や、その非人道的な行為に自ら加担している。こんなことを続けているわけにはいかないと思わない日はなかったが、プロジェクトへの参加を断れない理由があった。しかしその理由も、ほんの先月に失われた。

「あ、戒ちゃん。」
 入室したのが戒爾だと知って、病室の少年はうれしそうに笑った。その屈託のない笑顔が戒爾の胸に痛かった。
 窓枠にも鉄格子が嵌められている事以外、室内は普通の病院の個室となんら変わりがない。白で統一された壁にベッド。しかしそこは、十五歳の少年が時間を費やすには閑散とし過ぎている。
「何してたんですか?」
「んーと、外見てた。」
「夜なのに?暗くて何も見えないでしょう?」
「月が綺麗なんだ。」
 戒爾は思わず微笑んだ。情緒豊かなこの少年をいとおしく思う。
「それと、流れ星ないかなあって。」
 少年の話に耳を傾けながら、戒爾は小さな液体のアンプルに針を突き刺し、薬品を吸い上げた。既に手馴れた動作だった。針先を上に向けて空気を抜く。
「何かお願いするんですか?」
 戒爾の問いかけに、少年の瞳には躊躇いが浮かんだ。戒爾を見据えて、小さい声で言った。
「ここから出られますように、って。」
 返すべき言葉を探した。迂闊な返答はできなかった。この部屋は終始監視されている。天井の四方に設置されたカメラは休むことなく映像を送り続けている。良く知った、あの男の元へ。
 戒爾は目を伏せて、そうですか、とだけ言った。『計画』を、あの男、仁井教授に悟られてはならない。
 ふと、仁井の皮肉めいた笑顔が脳裏に浮かんだ。何故、彼に抱かれたのだろうと思う。何を期待したのだろう。自分以外の何物も信じないという彼流のスタイルの奥には、自分と同じ孤独が隠されているのかと思った。しかし、果たしてそうだったのかは分からないままだった。
 想いを振り切って、戒爾は少年に歩み寄った。
「腕を出して。」
 それは日々繰り返される試薬だった。担当医の変更はあるにしろ、亢進薬と抑止薬が交互に注射で投薬される。少年は慣れた動作で自分でシャツの袖口をまくり上げた。しかし、その後の少年の言動は、いつもと少し違っていた。
「戒ちゃん。」
「はい?」
「もしも俺、嫌だ、って言ったら?」
 針先を上に向け注射器を持ち、片手で少年の腕を取りながら、戒爾は少年を見つめた。真剣な眼差しの前に、言葉を失った。
「だって、忘れちゃうじゃないか!」
「吾一・・。」
 吾一と呼ばれた少年は、戒爾の手を振り払って叫んだ。
「流れ星に三回願い事すれば叶う、って事も忘れちゃったら、願い事すんのも忘れちゃうだろ!。」
 返す言葉もなかった。試験段階の投薬は、副作用として彼に記憶障害を引き起こしていた。吾一と呼ばれた少年の言動が年の割には幼いのはそのせいだった。投薬から数日間の記憶は、ランダムに失われる。試験段階のアンプルには、未だ対応策が見出されないままだった。
 張り詰めた空気が室内を満たした。戒爾は身動きできずに吾一を見つめた。
 沈黙の数秒後、戒爾は注射器を取り落とした。それが床に落ちて転がるカラカラという音が、やけに大きく響いた。
「ああ、落としちゃいました。」
 作りものの情けない笑顔で戒爾が言った。我ながら今のはわざとらしいかなあと思う。
「これはもう使えませんね。雑菌が入るといけませんから。」
 本当は、今はまだその時期ではないと戒爾は思っていた。『計画』のその時まで指示には可能な限り指示に従い、安心からの油断を引き出すのが賢明だ。しかし彼をこれ以上傷つけたくないというのも本心だった。
 じゃあまあ今回は僕のミスというか不慮の事故ということで・・と、早口に話す戒爾を、吾一がさえぎった。
「ごめん。」
 そう言うと、吾一は自ら片方の袖をまくり上げた。戒爾の傍らに歩み寄り、ごめん、いいんだ、と繰り返した。
「ポケットに予備持ってるだろ。それ打って。」
「吾一?」
「後で怒られんの戒ちゃんだから。オレ、それも嫌だし。」
 戒爾を気遣って迷いを捨てた吾一の瞳は、真っ直ぐに彼を見つめていた。戒爾はその純粋さを守りたいと思った。なにものに代えても。
 感情に流されたように、戒爾は吾一を引き寄せた。
「戒ちゃん?」
 戒爾は、愛おしさを装って吾一を胸の中に強く抱き寄せた。しかし瞳も心も乾いたままだった。この場所は敵の楼閣だ。二度と誰にも本当の顔を見せないと自身に誓っていた。仁井の薄笑いが再び脳裏に蘇った。感情に溺れてはあの男に対峙できない。この少年を守り抜く為には世界すら欺く覚悟がある。
 腕の中の吾一に耳元で囁いた。
「黙って聞いてください。あなたをここから連れ出します。この部屋は盗聴されてますから詳しい事は言えませんが、大丈夫です。僕に任せてください。」
 それから四隅のカメラに付属するマイクが拾うだろうと思える声の大きさに戻して付け加えた。
「すいません。」
 本音だった。
 もっと早くそれができていたらと思う。

 戒爾をこの場所に繋ぎ止めていた『彼女』はもはや存在しない。だから、躊躇いはなかった。吾一以外もはや守るべきものは無い。彼の純粋な瞳を守り抜くためなら、命すら捧げられると思った。

〜本編へ〜


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