〜Answer〜

何度も考えてみる。
僕の少し足りないあたまで。
そして思う、君はいつも正しい。

なのにやっぱり、僕は差し出されたその手を振り払う。
何故って、その手は少しばかり汚れていたから。
君も、気付いていたんだろう?

汚れたその手の導く空もやっぱり曇っていて、
君が正しいってことは分かるのに僕はどうしても行く気がしない。


ねえ、言ってみてもいいかな、僕の少し足りないあたまで。
僕が行くところは、今ある処から探し出すんじゃないんだ。
僕が行くのは、僕が行きたいところ。
無くっても、思えば、存在、するんじゃないかな。僕の為に。
なんていうと君に何様だって怒られそうだけど。


ねえ、僕と踊ろうよ。
君が夢のなかに散りたいのならそれも構わない。
それならそれで、その前にちょっとだけ、僕とここでダンスしよう。

いつも足元を見てる君と、空ばかり見てる僕と。
僕はそんな君と踊りたい。

Shall we dance?

僕が何処に辿り付くのか、そんなことには興味ないんだ。
子供みたいに笑う僕に眉をひそめる君、それで構わない。
今、ちょっとだけダンスしよう。僕と今ここで。

〜kei 2001.11.27


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